ベネズエラ修行編24-歯ブラシ売りのおじさん-

カラカス市内でバスに乗っていると、

物売りが車内に入ってくることがたびたびありました。


停車駅や、信号待ちの時に、さっと入ってきて、

売り物をアピールしたあと、さっと出て行く感じなんですが、

町のいたるところで似たような売り方をしている人がいます。


その人たちが売っているのは、

歯ブラシだけとか、瞬間接着剤だけとか、洗濯バサミだけとか、

だいたいひとり1種類の雑貨なのです。


しかも売り子はいい年のおっさんばかりでした。


ピンポイントで微妙にいらないものを

1日あの売り方をしているのかと思うと、

収入はどれくらいなのだろうと心配になりますし、

おそらく元締めがいて、売るもののローテーションとかあって、

売り上げはピンハネされてそうだとか、

いろいろ考えてしまいました。


カラカスは南米でも治安が悪いとされる町ですが、

こういう商売をするしかない人がたくさんいる町というのは、

やっぱり治安が悪くて当然だよなぁと思ったりしました。


いい大人の歯ブラシ売りがいて、

空港にストリートチルドレンがいて、

その反面、豪華なショッピングモールがあって…


世界的に見ると「貧富の差」があるのは当たり前のことなのですが、

やっぱり実際に見ると、自分の価値観を大きく揺さぶられます。



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