ベネズエラ修行編21-登山その2地獄編-

当時はまったく意識していなかったのですが、

カラカスは標高が850m~1000mあります。


そこからガーッと車で登り、さらに登山をするとなると、

かなりの標高になります。


赤道近辺なので日差しは真夏並みですが、

乾燥していて標高が高いので直接的な暑さはあまり感じません。


ただでさえ慣れない気候なのに、

僕は数日前に極度の下痢で寝込んだばかりです。


たいしたことないと言っていた山はごらんの通りの急勾配です。

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↑この勾配が延々と続く。



そして僕はサンダルでした。


しかも、途中でサンダルの鼻緒部分が切れてしまい、

パカパカになってしまいました。

見事にパカパカになったサンダルを見て

マリアはゲラゲラ笑っています。


挙句の果てに、「あなたは準備をするべきだった」とか

他人事のように言う始末です。


もちろん、お店なんかありませんし、

ビニールのゴミを拾って応急処置をして登山を続けますが、

片足を慎重に持ち上げながらゆっくり進むので、

遅れがちで、体力もものすごい奪われます。


ためしに裸足で歩いてみても、痛いだけです。


一人一人持っていたボトルウォーターも

速攻でなくなりましたし、強い日差し、薄い空気、

妙な肌寒さ、足の痛み、マリアの笑い声が、

心と体に突き刺さります。


しんどい、痛いを通り越して、泣きそうになりながら、

なんとか地獄の登山から生還したのでした。


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↑雲が遥か下に…

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↑カラカスを一望する大パノラマ。

疲れも吹き飛…ばない。

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