2011/06/01
ベネズエラ修行編10-真夜中のパーティー-
4日目、まだまだ回復できていない僕は
マリアの家でおとなしく休んでいました。
しかし、何事もなく一日を終えるなんて、
17歳のマリアにとって耐えられないことです。
夜には絶対にパーティーに行くぞ、と念を押され、
さすがにそれを断るわけにはいきません。
マリア、マリアの兄貴と彼女、そして僕らの計5人で
兄貴の車に乗り、
僕らは真夜中のパーティーに行くことになりました。
アメ車にノリノリのベネズエラ音楽をガンガンかけて
(カーステはカセット)パーティーに向かいます。
ついたところは小高い場所のちょっと広い
駐車場のようなところです。
似たような若者が周りにたくさんいて、夜景が見えます。
「さあ、パーティーだ!」的なことを言いながら、
酒が配られ、みんな飲み始めてしまいました。
マリアは17歳、兄貴は車、
カーステの音楽をガンガンかけて
陽気なスパニッシュたちは
すでに踊り始めています。
やっとマリアの言う「パーティ」を理解したころにはもう遅く、
10代の若者たちは熱いリビドーをダンスで発散させています。
じっとしていると「何で踊らないんだ!」と怒られるので、
軽くリズムを取る感じでチビチビとビールを飲んでいると、
マリアが「も~超楽しい!」的なことを言ってきます。
のどが渇いても飲み物はビールだけ、
マリアの兄貴も僕らを楽しませようと超ノリノリです。
きっと僕も10代だったら、もう楽しくて仕方なかったと思います。
でも、病み上がりの28歳(当時)としては
かなりの逆境と言える長い長い夜でした……。
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