ベネズエラ修行編2-カラカスの闇-

カラカス空港へは、11時ごろ着きました。

荷物を回収して入国審査をしたらもう深夜でした。


国際空港だし、それなりに稼動しているだろうと思っていたのですが、

真っ暗で、非常灯しか点いていません。

もちろん売店の類は全部閉まっています。


人もどんどんいなくなります。

職員にどこで朝の便を待てばいいかを聞くと、

となりにある国内線のターミナルへ移動しておけと

言われました。


移動してみると

国内線ターミナルも真っ暗です。


人を探して、どこにいればいいかを聞いてみると

ロビーにいろと言われました。


ロビーには旅行者らしき人は一人もいません。

それなのに、子供が走り回っています。


どうやら、子供たちはいわゆるストリートチルドレン、

つまり、空港ロビーをねぐらにする子供たちのようです。


みんな小学生くらいです。

なかにはもっとちいさい子もいました。


だいたい10人くらいの子供たちが、

薄暗い空港ロビーにいて、僕らを遠巻きに見ています。


僕らは恐る恐る見通しのいいところに座り、

そこで一晩過ごすことにしました。


パンや水は買ってあったので、それを食べていると。

子供が近寄ってきます。


食べ物をくれと言っているのはわかったのですが、

パンはちょうど食べきってしまいました。


空になった袋を見せて、もうないと言うと、

袋に残っているパンくずをくれと言うので、

袋をあげると、そのまま立ち去っていきました。


子供好きな僕らですが、さすがに

それ以上やさしくはできませんでした。



僕らは薄暗い空港ロビーで緊張しながら、

長い一晩を過ごしたのでした。

(つづく)


※この日記は1999年当時の様子を書いています。

現在の状況とは異なると思います。

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