「小星型十二面体」と「大十二面体」

おそらくLaQの本を読んだ読者から、

「LaQで「小星型十二面体」と「大十二面体」を作ることができるか?」

という質問がありました。


↓「小星型十二面体」(※画像はwikiより引用)

↓「大十二面体」(※画像はwikiより引用)




「小星型十二面体」は、36度、72度、72度の二等辺三角形が

60枚で作られている立体です。


LaQの三角形は正三角形(60度、60度、60度)が基本の形になるので、
そのままでは作れません。


むりやり作るなら、『LaQ大百科』29ページにある、

「ひし形三十面体」の形になります。


もし「小星型十二面体」をなるべく正確に再現したいなら、
辺だけを作るといいかもしれません。


辺だけをゆがみが吸収されるように大きめに作ると、
かなり本来の姿に近くなるのではないでしょうか。
(たとえば、『LaQ大百科』29ページにある、
「斜方切頂二十・十二面体」(左側、緑と水色の立体)に
トゲをつけてみる。頂点は五角柱)




「大十二面体」は36度、36度、108度の二等辺三角形が

60枚で作られている立体です。


これも同じ理由でそのままでは作れません。


さらに、この立体の場合、それぞれの頂点から辺が10本ずつ出ているので、
辺だけを再現するのもとても難しいと思います。


とりあえず僕も、作りかたを思いつけません。




こういう高度な質問が出るのは、
LaQの本をたくさん読んで、

立体の世界に興味を持ってくれたからだと思います。


作者としては、とてもうれしいです。
どうもありがとうございます。


僕がLaQの本を最初に作ってから、もう10年以上経っていますが、
いまだに、新しい組み方を発見することがあります。


LaQは、とても可能性があるブロックだと思うので、
ひょっとしたら「小星型十二面体」も「大十二面体」も
きれいに組む方法があるかもしれません。


もし、この記事をごらんになって、

いい方法を思いついたかたがいましたら、

ぜひ教えてください。


よろしくお願いします。

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ぴっぐテン

昨日紹介した『ボードゲームカタログ』と一緒に買った


カードゲームです。




ぴっぐテン 日本語版
ぴっぐテン 日本語版





本でも紹介されていますが、


とてもテンポのいい良作でした。




0~10のカードを出していって、


ちょうど10になるように出せたらカードがもらえます。




シンプルなルールで、程よく運の要素があって、


多少戦略も必要というテンポがいいゲームです。




足して10にする計算が必要というルールも


子供にとてもいいと思います。 




小三の長女とやって、とても盛り上がります。


やっぱり大人のほうが勝率がいいんですが、


子供でもちゃんと勝てるところもいいです。

LaQに新色!?

この冬、LaQに新色(茶色、灰色)が出るようです。


大阪で開催されている「LaQパークin阪急3番街」で

情報が公開されていたようです。

(※しゅうくんとやっくんのおかあさんのブログより)


とりあえずギフトセットでの販売となるようですが、

詳細は不明です。


どんな色なのか?


どのくらい入っているのか?


茶色は、

カブトムシ、クワガタ、チョコレート、木、カバ、馬、狸、スズメ、栗など

今まで黒や赤、オレンジで作っていたものが、


灰色は、

ゾウ、サイ、石垣、道路、イルカ、鯨、サンマ、マグロ、など

今まで白や水色、青で作っていたものが、


より、リアルに作れそうです。


楽しみですね!


ボードゲームカタログ

最近買った本です。


ボードゲームカタログボードゲームカタログ
1800円(税抜き)

スモール出版

↑『ボードゲームカタログ 編:すごろくや』


高円寺に「すごろくや」さんというボードゲーム専門店があるんですが、

そのすごろくやさんがオススメのボードゲームを紹介する本です。


世界には魅力的なアナログゲームがたくさんあるのですが、

日本では、なかなか売れません。


なので、専門店も少ないですし、情報も積極的に集めないと入ってきません。


世界的には大きい市場なので、

毎年、たくさんの新作が出るのですが、やっぱり当たり外れがあって、

信頼できるレビューは、とても貴重です。


すごろくやさんの解説は、読んでいてとてもわかりやすく、楽しくて、

全200作品というボリュームも大満足です。


ボードゲームファンはもちろん、初心者も楽しめる、

オススメの本です。


博物画

昔から、生きもの大好き、図鑑大好きなので、

博物画が大好きです。


写真の図鑑も好きなんですが、

やっぱり良質な博物画の図鑑は、

いくら眺めていても飽きないくらいです。


美術館などで、博物画の展示があると、

本当にそこから動けなくなります。




↓2年くらい前に買った本。1500円もするんだけど、

文庫サイズなので持ち歩けていい。

グラフィックは折り紙つき、すげえいい本。


原色 生きもの百科―牧野四子吉の描く生物画の世界 原色 生きもの百科―牧野四子吉の描く生物画の世界


↓これもすげえいい本。グラフィックは感動もの。

でも5000円もする。ほしい。

美しきエビとカニの世界 杉浦千里博物画図鑑美しきエビとカニの世界 杉浦千里博物画図鑑

杉浦千里の博物画展を葛西臨海水族園でやってたんですが、

行き逃しました。くやまれます。

またどこかでやってくれないかなあ。

三井淳平のレゴブロックで作ろう!

TVチャンピオン「レゴブロック王選手権」出場、東大卒、


戦艦大和、東大レゴ部設立、日本人初のレゴ認定プロビルダーなど、


とにかくレゴ界では有名な三井淳平さんが


『三井淳平のレゴブロックで作ろう!』というDVDを出したというので、


買ってみました。






三井淳平のレゴ(R)ブロックで作ろう! [DVD]
三井淳平のレゴ(R)ブロックで作ろう! [DVD]









ブロック玩具の遊び方、モデルの作り方をどうやって伝えるかは、


僕にとっても重要な命題なので、


買わないわけにはいかないのです。






内容を見てみた感想を正直に言うと、


「やっぱり難しいなぁ…」です。


ブロック玩具、特にレゴに関しては、


「作りかたを教える」のは、本当に難しいと思います。




DVDの中でも紹介されている「球体の作り方」などは、


本当にコツがいるし、理論的に紹介する価値がありますが、


そんなことを知らなくてもブロックは遊べるし、楽しいのです。




本当に真面目に、有意義なことを、


わかりやすく説明しているDVDなのですが、


いかんせん面白みに欠けるというか、


はじけてないというか…。




どのくらいレゴを理解している人に向けているのか、


対象年齢は何歳くらいなのか、


イマイチ、ターゲットを絞りきれていない気がします。




もちろん僕は、同じような仕事をしているので、


どうしても辛口になってしまうのですが、


もう少し内容を練られたんじゃないかなぁ……
と思ってしまいます。





僕にとってはとても有意義なDVDなのですが、


万人に薦められるかといえば、ちょっと難しいかもしれません。




特に楽しさを期待してしまう子供にはきついのではないでしょうか。


(※三井さんのパーソナリティをきちんと理解しているのなら、
年齢を問わず「買い」でいいのではと思います)








こどもの国

もうだいぶ前になりますが、

横浜市と町田市の境にあるこどもの国に行きました。


蒸し暑い日だったので、子供はほとんど水遊び。

水遊び中は写真を撮りにくいので、

写真があまりありません。


ですが、こういうところにくると

必ず撮る写真があります。


何かというと、「遊具」の写真です。

『はじめてのLaQ』で公園を再現して以来、

いつかLaQで、すごい凝った遊具を再現したいなぁ~との

想いがあるので、変わった遊具があると、

つい「資料に…」と写真を撮ってしまいます。


ariana office info
↑切頂八面体を組み合わせた遊具。

中は迷路になっていて、鬼ごっこが出来る。

幾何学立体の組み合わせで、クライミング要素もあり、

身体機能を鍛えられる秀逸なデザイン。


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↑2本の網のパイプを組み合わせた遊具。

実は同じ形で左右対称。これも美しい!


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↑富士山を思わせる形状で見渡しもよく、安全性も高そう。

シンプルですが、実は手間がかかっている形状。


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↑大きい土管を置いただけ。

こういうのも子供は大好き。


こどもの国には、もっとたくさん遊具があるのですが、

敷地が広いので、いつも回りきれません。




オマケ
ariana office info
↑小さ目のムカデを捕獲。

LaQ本小ネタ-ハンドバッグ-


『かわいい! LaQ』に「ハンドバッグ」のモデルがあります。


かわいいLaQ (別冊パズラー) かわいいLaQ (別冊パズラー)

↑右側の赤いヤツ。



Paxを8ピース使うモデルなのですが、

同色のPaxを8ピースそろえるには、

少なくとも↓このセットが必要です。



LaQ pax 120 LaQ pax 120



なのでPaxを使わないハンドバッグの作例も本に掲載しています。


ariana office info

↑Paxを使わないハンドバッグ。


スペースの関係で本には掲載しませんでしたが、

実は、Paxを4ピース使って作るハンドバッグも試作しました。


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↑中央のハンドバッグがPax4ピースで作るハンドバッグ。



これなら、↓これがあれば作れます。


LaQ pax 56 LaQ pax 56

夜の動物園

夏休み恒例、上野動物園の閉館時間が延長される、

「夜の動物園」に行ってきました。



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↑パンダ。赤ちゃんは残念でした。



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↑大きさ比べその1、シロナガスクジラ(科博)


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↑大きさ比べその2、ゴリラ


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↑ペンギンのエサを狙うゴイサギ。

集中しているので、尻尾をつついたりできた。



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↑ゾウの解剖図。こういうの大好き、全部の動物のを見たい。


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↑ゾウの樹形図。これも好き。全部の動物のを見たい。

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↑小さいコドモと大きいコモド


回文を作れそうだと思ったんですが

「こコモドこどもここ」くらいしか思いつかず。

恐竜パズル

藤野芸術の家で、長女は陶芸と木工などを、

長男は木の実や木っ端を使った工作をしていました。


とりあえず、初日は長男を手伝ったりしていたのですが、

僕も何か作りたかったので、2日目は子供たちを妻に任せて、

気合を入れて「木製恐竜パズル」を作りました。


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↑木製パズル用キット1000円。

デザインはオリジナル。

恐竜の絵を描いて、糸鋸でカット、

アクリル絵の具で仕上げてニスを塗って完成。

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↑ばらすとこんな感じ。

ステゴサウルス、プテラノドン、スピノサウルス、アンキロサウルス、フタバスズキリュウ、ティラノサウルス、トリケラトプス、ディノニクス、ブラキオサウルス…のつもり。


何も見ないで描いたので、細部には突っ込まないように。


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↑枠には化石の絵、『LaQ恐竜骨格シリーズ』を作ってから、
何も見ないでこれくらいは描けるようになりました。


詳しい人に見られたら、あらはあると思いますが、

主要な骨はちゃんと押さえているつもり。


長男も気に入ってくれたみたいです。


藤野芸術の家

藤野芸術の家 というところに行ってきました。


神奈川県相模原市(とは言っても相模湖の先)にある

県立の施設で、

格安で宿泊できつつ、陶芸や木工を体験できる施設です。


山の中なので、昆虫はたくさんいるし、

ちょっと降りると沢があるし、工具と素材がいっぱいあるし、

とても楽しいところです。


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↑こんなところ。

中央本線藤野駅からバスで5分くらいという、意外に行き易い場所にあります。

ただし、バスの本数は激少。



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↑子供は工作に陶芸に、昆虫採集に川遊びとフルコース。


昆虫はちょっと早かったので、バッタとか小さめでした。


捕まえた生き物は

オイカワ、ハヤ、ハゼ、ゴマダラカミキリ、ヒグラシ、ショウリョウバッタ、コカマキリ、ヤブキリ、クルマバッタモドキ、イナゴ、マルカメムシ、ヨコバイ、アブ、コオロギ、カナブン、トノサマバッタ(幼生)、カワトンボ、キチョウ、シジミチョウなど。

オオムラサキもたくさん目撃しました。


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↑今回のヒット「玉虫」。

基本、虫は逃がすのですが、これだけは飼いたいと言われ、

飼育することに。

(残念ながらすでにお亡くなりになりました。現在標本化のために乾燥中)


作ったものはまた明日。

虫組

ブックフェアと同時に開催されていた、
国際文具フェア(国際文具・紙製品展)で
「虫組」という商品を見つけました。

↓これ。

虫組(カブトムシ)カブトムシ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天


紙製品展にふさわしい、紙を組んででつくる昆虫キットです。


これが、かなりいいです。

コンセプト自体はよくある、特に珍しいものではないのですが、

フォルムが素晴らしいです。


最小限のプレートを組み合わせるという造形物なので、

普通に立体を作るより、はるかに難しく、

下手に作ると、見られたもんじゃないものが出来上がります。


デフォルメをしつつ、生物の特徴を正確に残し、

必要最低限の構造で完成させる。

これを作っているひとは、本当にセンスのある人だと思います。


商品化されているものは、いわゆる人気昆虫ばかりなのですが、

参考作品として展示されていた試作品の数々が、

とても素晴らしい出来でした。

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↑コオロギ。
これを商品化しても売れないよね…。
でも出来はすごい! かわいい! ほしい!
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↑ヤドカリ。
貝殻の螺旋表現がかっちょいい!
貝殻と甲殻部分だけでもいいのに、
わざわざ内側のグロイところまで作る生物愛も好感が持てます。
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↑シーリーフドラゴン!
これをキット化するとは!
超かっちょぇえ!
これはすごい仕事です!
会社のみなさん、もっと褒めてあげて!

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↑標本風展示。
これもかわいいし、かっちょいい。

株式会社ウラノという会社の商品です。
あんまり安くはないんですが、いい商品だと思います。
良かったら買ってあげてください。

虫組(カマキリ)カマキリ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天

虫組(チョウ)チョウ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天

虫組(スズメバチ)スズメバチ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天

虫組(ヘラクレス)、ヘラクレス2枚組、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天
虫組(クワガタ)クワガタ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天

虫組(油蝉)アブラゼミ2体セット、夏休み、プラモ感覚、おもちゃ
¥1,000
楽天

ブックフェア

もうだいぶ時間が経ってしまいましたが、

ビックサイトで開催されたブックフェアに行ってきました。


ブックフェア自体は、相も変わらず電子書籍ネタが多く、

来る来るいっている割には、なかなか来ないなぁといったところです。


同時開催のギフトショーのほうに用事があったので、

ついでに、という感じだったのですが、

ブックフェアは、洋書のバーゲンがあって、

けっこう変なものが売っていて楽しかったりします。


普通の洋書を買っても読めないので、

狙いは絵本系です。


今回買ったものは


①ミイラのシールブック。

Mummies: Sticker Book (Funfax)
Mummies: Sticker Book (Funfax)


↑これ。



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↑こんなシールがいっぱい。

なんに使うんだオレ。



②恐竜のシールブック。
ariana office info
↑リアル系ビジュアルの恐竜シールブックは、

日本ではなかなかないので。

③エリック・カール(はらぺこあおむしの作者)の絵本のぬりえ。

ね、ぼくのともだちになって! (偕成社・ボードブック)ね、ぼくのともだちになって! (偕成社・ボードブック)

↑たしかこの本ののぬりえ。

もうすでに見当たりません。


ちゃんとオリジナルカラーが見られるページもあるので、

お得感がある本。


以上三冊で、1000円弱でした。



『LaQ恐竜骨格シリーズ』限定販売!

幕張で開催中の『恐竜王国2012』で、

廃盤商品の『LaQ恐竜骨格シリーズ』が

メーカーの在庫のみ限定販売中だそうです! 



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↑ティラノサウルス、アンモナイト、プレシオサウルスに組み替え可能!



ただし、店頭にあったのは「ティラノサウルスセット」のみだったそうです。

「トリケラトプスセット」はもうなかったそうなので、

おそらく売り切れてしまったようです。


本当に少数の販売なので、すでに完売しているかもしれません。


本当に販売しているのかわからなかったので、告知できずにいたのですが、

今日、Twitterのフォロワーさんから情報をいただきました。


自分のつくったプロダクトが恐竜展で販売される日が来るとは…

感無量です。


東京農業大学「食と農」の博物館

自宅から自転車で20分くらいのところに、

東京農業大学「食と農」の博物館」があります。


農大の博物館なので入館無料、

なにげに生き物の展示が多いので、子供が楽しめますし、

馬事公苑の隣なので、馬事公苑でイベントがあったりしたときに

ふらっとよることがあります。


基本的に展示は変わりませんし、規模も大きくないのですが、

混んでいないので、落ち着いてまわれて、

かなり好きな場所です。


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↑パラフィソルニスの全身骨格化石(レプリカ)

ユパ様やナウシカが乗ってる鳥に近い。


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↑鶏の剥製がたっぷり!

スゲー品種多いんだなーと感心。


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↑鳥好きなので、楽しい。

(普通の人はつまらないと思います)

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↑実物大キリンのぬいぐるみ。キディランド的…。


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↑米、麦、粟、稗、など穀類の標本。

農大らしい展示です。


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↑日本酒のビン。酒には詳しくないのでピンときません。

酒器の展示などもあります。


ほかにも、サルとかカメとかいたり、

エミューの卵を使ったどら焼きが売ってたり、

地味にいろいろ楽しめる場所です。

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Author:laqmaster
LaQの本を作っていますLaQマスターこと浅川直樹の告知用ブログです。アメブロから移動しました。表示など調整中。

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