『LaQランド地下迷宮の謎』に登場する
「シカタウロス」の作り方の解説をします。

LaQランド 地下迷宮の謎 ~LaQ あそびかた・つくりかた研究室~ (LaQあそびかた・つくりかた研究室)
まず「シカタウロス」という名称ですが、
この本には、LaQが誕生した「奈良」に関するネタをたくさん仕込んであります。
ダンジョン+奈良ネタということで、
ギリシャ神話に登場する迷宮を徘徊する牛頭人身の怪物
「ミノタウロス」の頭を鹿に変えた怪人を思いついて作ったのです。

↑これがミノタウロス。(※wikiより)
個人的なイメージは『風来のシレン』というゲームに出てくる
「ミノタウロス」だったので、
血まみれの斧を持たせたかったのですが、
同じく奈良ネタの七支刀(ななつさやのたち、しちしとう、奈良県天理市の
石上神宮に六叉の鉾(ろくさのほこ)として伝えられてきた鉄剣)を持たせました。
なのですが、やっぱり
「ダンジョンで刃物を持った血まみれの怪人に追いかけられる」という
シチュエーションは残したかったので、トマト料理が得意な料理人、
というキャラにしました。
↑デブマッチョにして赤いズボンをはかせたら、
思わず靴をブッチャーの靴にしてしまいました。
butcher:ブッチャーは「肉屋」という意味なので、
血まみれの包丁を持たせるのにも合うと思い、
そのままにしたのですが、
実は、個人的にプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーの先の尖った靴を
「ブッチャーシューズ」と呼んでいて、なんの疑いも持っていなかったのですが、
「ブッチャー生地」というものがあって、その生地の靴を
「ブッチャーシューズ」と呼ぶらしいです(後日判明)。
↑鹿の頭は、ヨシリツオフィシャルの鹿のモデルから流用。
頭やボディ前面は写真からなんとなく作れると思いますが、
実は、そのままだと後ろで無理が出てしまい、
背中に接続できない場所が出来ます。
このモデルは、撮影用に作ったモデルなので、
「背中側は撮らない」というルールで、
そのままにしてしまいました。
なので、再現する場合は、
そのまま背中に空きがあるモデルを作るか、
自分なりに組み方を変えるかしかありません。
↑どうもスミマセン…
↑でも、こんなネタキャラを「作りたい」と言ってもらえるなんて、
とてもうれしいです。
ぜひ、自分なりのシカタウロスを作ってみてください。
ボディの接続に悩んだら、
ヨロイなどを着せてごまかしてしまうのも手です。