哀愁のエルサルバドル3-エルサルバドルという国-

エルサルバドルは70年代から政情が不安定になり、

国内でテロが相次ぎ、1980年に内戦が勃発します。


内戦は1992年に国連が仲介するまで続き、

国内で75000人の死者を出したそうです。

(wikiより)


僕らが行ったのは1999年なので、

終戦からわずか7年しかたっていなかったのです。


建物が壊れたりはしていないのですが、

ところどころで戦争の影響のようなものを感じることができました。



例えば、車で信号待ちをしていると、

手足などが欠損している戦傷者らしき人が近寄ってきて、

小銭をねだってきます。

(ルイスのお母さんはとってもいい人で、そういう人には必ずお金をあげて、

やさしいひと言をかけていました)


住宅地の入り口には自警団らしき若者が立っていて警備をしています。

もちろん銃を持っているのですが、

マフィアがもってそうな丸いドラム型マガジンのでっかい銃を持っていたりします。

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↑こんなの。

各家の塀は高く、塀の縁にはすごいガラス片が突き立っています。

隣の家の友だちと遊ぶときも、必ず電話をかけてきてから行き来しますし、

基本、家の中で遊ぶのが普通な感じでした。

ルイスの家族とピクニックに行ったとき、

お母さんはピクニックバスケットにでかい銃を普通に入れていました。

僕たちだけでどこかにいくというのは、

絶対にありえないという雰囲気だったので、

どこに行くのでも必ずルイスの家族が一緒でした。

こう書くと、とても殺伐とした国のようですが、

人々はみな明るく、やさしく、みな英語が堪能で、

僕らにとっては、とてもコミュニケーションがとりやすい、

すごしやすい国でした。

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