英語を学ぶ3 -宿題-

(前回のつづき)

IELPでは、とにかく宿題が出ました。

下のほうのクラスだと、たいしたことはないんですが、

クラスが上がるにつれ量が増えていきます。


宿題には主に、テキストとジャーナルがあり、

テキストは教科書などの問題を

決められたページだけやってくる、というもの。


ジャーナルは、英語の日記のようなもので、

毎日書いて、先生に提出します。


どっちも、手を抜こうと思えば抜けるんですが、

学校はまじめに、というラインを自分で引いていたので、

本当に宿題はまじめにやりました。


とくにジャーナルは、

日本で編集やライティングをやっていたと言った手前、

ちゃんと文章にこだわろうとか、余計なことを考えてしまい、


毎回、ちゃんとオチがある、ストーリーになっている話を

挿絵つきで書いていました。


ものすごい身になりましたが、

書く時間よりも、

どんな話をかこうかというところで

時間がかかったりして、

こんなこと始めるんじゃなかったと、何度後悔したことか…。


ただ、先生の間でも、

ジャーナルが面白いと評判になって、

そこはかなりほめられたので、

ズルズルとコダワリのジャーナルを続けてしまいました。


しかしその後、クラスが上がって、宿題の質と量が増えると、

本当に遊んでいられなくなり、

最終的には、先生に「宿題を減らしてくれ」と頼んだほどでした。

(減りませんでしたが)。


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英語を学ぶ2 -授業など-

(前回のつづき)

28にしてアメリカで久々の学生となったわけですが、

それはそれは楽しい日々でした。


特に下のクラスは、英語がほとんどしゃべれない人間の集団なので、

授業も楽しさに重点が置かれ、

英語を使ったゲームやコミュニケーションを重視した授業が多く、

クラスメイトともすぐに打ち解けました。


また、授業では、アメリカの生活習慣や文化、生活に役立つHow to、

またニューオリンズ固有の文化や歴史、地域情報、

インターネットの使い方や、新聞の見方などなど


実際に役立つ、興味が持てる話題を積極的に取り入れていましたし、

課外授業や懇親会、遠足まであって、

授業はとても工夫されていました。


他の外国人が比較的苦手な文法(グラマー)の授業も

日本人からするとやさしめで、すらすら答えたりすると、

Good! Great! Wonderful! Excellent! と賛辞の嵐です。


先生方もとても熱心で、

困ったことがあれば本当に親身になって助けてくれるし、

プライベートでも遊んでくれたりする、

(でも、なあなあではない)

とてもいい人ばかりでした。


クラスメートも、お互いに簡単な英語でがんばって話すので、

アメリカ人よりも意思の疎通のストレスがなく、

とても仲良くなれます。

(学生時代の友達ってこういう感じだよなー

という感覚がよみがえるのも楽しい)


やっぱり大学のプログラムだけあって、

環境もノウハウも講師も、とても充実していました。

それなりの厳しさもありましたが、

本当に受けてよかったと思えます。

(つづく)

英語を学ぶ1 -IELP-

普通、留学というものは、目的があってするものですが、

僕の場合は、完全に好奇心からでした。


当時は実家暮らしで、それなりに貯金もあったので、

自分の稼いだお金で、外国で英語を習いつつ暮らしてみる、

それはとても贅沢で楽しそうだ、

という軽いノリでした。


もちろん、勤めていた会社を辞め、

お金を払って学校に入学するわけですから、

勉強はまじめにがんばろうという

思いはありました。



僕が通ったクラスは、ニューオリンズ大学の

IELP - Intensive English Language Program

(集中英語プログラム)という

外国人が英語を習得するためのプログラムで、

都市によっては日本人だらけの英語講座もあるのですが、

治安の良くないニューオリンズは人気がないため日本人は少なく、

学費もほかの都市の似たような英語講座よりも割安でした。


生徒は中韓などアジア系と中南米からが多く、

移民や、留学準備の学生など職業や年齢も様々です。

同じクラスにはベネズエラからきている16歳の女の子もいました。


実力によりクラス分けされ、月曜から金曜まで、

午前も午後も、みっちり英語を習います。

プログラムは2ヶ月単位で5段階のレベルがありました。


僕は最低レベルのクラスからスタートして、

8ヶ月、4レベルの授業を受けました。

(つづく)

工作

「工作」が得意です。


『ワンダーボーグ・ワンダーブック』

『ケロロ軍曹おあそびえほん』

『ケロロランド』

『超劇場版ケロロ軍曹劇場用パンフレット』

『つくれるLaQ4昆虫』


などでも工作ネタを扱っていますし、

もともと得意だったこともあるんですが、

仕事柄、工作関連の情報にアンテナを張り出してから、

工作スキルがかなり上がりました。


紙媒体が多いので、ほとんどが紙工作ですが、

出来上がりをイメージして、立体を組む作業が得意なので、

そこがキモの作業なら、全般得意です。


さすがに木工や金属加工、電子工作、手芸までいくと、

道具や知識、技術がともなっていないところもありますが、

どんなものでも、ある程度の自信はあります。

近所の子供を集めて工作教室を開くくらいなら余裕です。


老後の趣味は、間違いなく、何か作ってると思いますし、

もっともっと工作系の仕事をしたいと思っています。





(オマケ)

昔から、工作に使えるものは何でもとっておきました。

(その気質は娘に受け継がれています)


ハコ物は、かさばるので、あまり許されませんでしたが、

磁石、モーター、リード線、ワッシャー、ネジ、釘、歯車など

きっと将来、何かの役に立つと信じて、ごっそり持ってました。


なので「分解」にも目がありません。

調子の悪い電化製品は修理と称して必ず分解します。

(壊してしまった電化製品も数知れませんが)


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ニューオリンズショック4

(前回のつづき)

チャックには、しっかり錠をつけておいたのですが、

↓こういうタイプのバッグの

チャック部分を無理やりこじ開けられて

壊されていたのです。

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幸い、貴重品は彼女のハードトランクに入れて

チェーンをかけておいたので無事でしたし、

こっちのバックに入れておいたのは、

着替えや洗面用具、文房具などばかりだったので、

どうやらなくなったものもなさそうでした。


部屋には鍵をかけてあったので、犯人は間違いなく従業員。

海外のたいていの都市にはある有名なチェーンのホテルだったので、

警察を呼べばいいのか、ホテルに苦情を言えばいいのか・・・・

ショックで軽いパニックになっている2人を助けてくれたのは、

またまた李さんです。


ホテルの支配人にがーっと文句を言って、弁償を約束させ、

(けっきょく弁償はうやむやになりましたが)

早々にホテルはチェックアウト。

リーさんの車で家まで戻ってきました。


もし、李さんに出会えずに、何も決まらないままホテルに戻り、

この状況にあっていたことを想像すると・・・・・

李さんには、本当にいくら感謝してもしきれません。

次の日には、隣の通りに「for Rent」のアパートがあるからと言って

一緒に部屋を見に行ってくれ、

ちょうど部屋の修繕をしていた大家と交渉もしてくれ、

あっという間に部屋も決まりました。


こうして李さんに助けられ、

どうにか2人のニューオリンズ生活は始まったのです。

(この話は不定期でつづきます)

ニューオリンズショック3

(前回のつづき)

キャンパスを延々と歩き、やっとのことで学校を出ると、

通りの名前を見て、彼女があることに気がつきました。

いざというときに頼ろうとしていた、唯一の知り合い。

中国人留学生、李さん(女性)が住んでいる住所の通りだったのです。


番地をたどり、表札もないドアが2つある一軒家の片方を恐る恐るノックすると、

出てきたのは李さん本人でした!


李さんは日本にも留学経験があり日本語が堪能で、

さらにキャリアを積むべくMBA取得のために米国にきている才女なのです。


さっそく事情を話すと、


ホテルなんてもったいないからうちにきなさい。

アパートも一緒に探してあげる。


と涙が出そうなことを言ってくれて、

ルームシェアをしている他の中国人留学生とともに、

リビングに居住スペースを作ってくれました。


(その後も、李さんは生活用品を譲ってくれたり、

いろんなことを助けてくれました。

中国人コミュニティの人たちも同様です。

海外でアジア人はこうやって助け合っているんだなあと

実感できた経験でした。)


さらに李さんは車を出してくれて、

3人でチェックアウトと荷物を取るためにホテルに向かいました。


ですが、ホテルに着くと、しっかりと施錠していた部屋の中で

僕のカバンが壊され、中身が荒らされていたのでした。

(つづく)




ニューオリンズショック2

(前回のつづき)

ここまでの現地の人との接触で、

まったく何を言っているのかわからないことが何度かありました。

もちろん、自分が学校の授業レベルの英語力しかないせいもあるんですが、

どうも南部なまりの英語をしゃべる人がちょこちょこいるのです。


南部なまりの英語とは、“ねばっこい”と表されることが多いのですが、

スラングや省略した言い回しも混ざって、

人によっては、何語かわからないくらいの人もいたりします。

たとえば、

「Dog(犬)」が「ダ」、「Cat(猫)」が「カ」くらいにしか聞こえない人もいました。


でも、そんな予備知識がまだ身についていない私たちは、

どんどん不安がつのるなか、いきなりクラス分け試験が始まりました。


ペーパー試験だったらなんとかなるだろうと思っていたのですが、

先生の質問に対する回答を紙に書くタイプの試験でした。


でも南部といえど、さすがに英語の先生です。

とてもきれいな発音でやさしい単語を使ってくれるので、

なんとか、言っていることはこちらに伝わるのですが、

それでも、意味が判らない単語がかなりあります。


もちろん、試験もぼろぼろ、面接もぼろぼろ、

自分がこれほど英語がわからなかったのかと

絶望的になりました。

案の定、クラスも一番初心者向けのクラスに割り振られました。

(ちなみに彼女は1つ上級クラス)


しかも学校で探せると思っていたアパートの情報が

学校には一切なく、さらに、

アメリカの不動産屋は一軒家の情報がメインで

学生が借りられるような安い物件は扱っていないと言われました。


また、カップルで来たということで、

ルームシェアやホームステイの類も難しいと言われ、

学校の周りを歩いて「for Rent」の物件を探すのがベストとか

言われてしまいます。


アメリカの大学なので、ものすごい広さのキャンパスです。

この周りを探せといわれても、地理もわからないし、

治安が良くないと言われている南部の町をうろつくことにも不安があります。

空いてるアパートに「for Rent」の表示がある? どのくらいあるの?

あったらどうすればいいの? 第一、借りられるの?


そして、あまりにも通じない英語・・・・・


我々は深い絶望を抱えながら、とりあえず大学から出てみることにしました。

(つづく)


ニューオリンズショック1

(「退職&海外へ」のつづき)

会社を辞め、海外生活を決めた我々ですが、

期限を決めず、住まいを決めず、

学校の手続きだけして渡米しました。


期限は、生活費の目処が立ってから逆算すればいいし、
住まいはネットで情報がうまく見つからず(当時は)、

現地に知り合い(中国人留学生)がいたので、

なんとかなるだろうとたかをくくっていたのです。


とりあえず高くないホテルに予約を入れ、

学校が始まる前日にニューオリンズ入り。

現地に着いたのは夕方。


ニューオリンズへは直行便がないため、

ホテルに着いたころには、

家を出てからほぼ丸一日たっていました。


ちなみにルイジアナ州ニューオリンズは、

アメリカ南部に位置する、ミシシッピ川河口にある都市で、

ヨーロッパや全米から観光客がくる観光都市であり、

ジャズ発祥の地として有名です。

治安は、比較的よくないと言われています。


ホテルの近くのレストランで飯を食い、

倒れこむようにベットに入り、

あっという間に朝を迎えました。


ホテルから大学へはけっこう距離があり、

路面電車とバスを乗り継いで行く予定でした。

ところが、路面電車の乗る方向を間違えてしまい、

まるっきり違う方向へ行ってしまったのです。


初日には面接とクラス分け試験があるのに

気が付いたころには、開始30前。

あわてて降車しタクシーで学校に向かいました。

(つづく)

重機

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「重機」が好きです。

「重工業用機械」のことです。


代表的な重機といえばブルドーザーやクレーン車などの

建設作業車なんですが、

「はたらくくるま」でなくてもかまいません。

スーパーカーブームの時は、ちゃんとスーパーカーに夢中になりましたが、

車自体にはあまり興味がなかったりします。


旋盤とか、電ノコとかも好きなので、

結局、何かを加工する機械が好きなんですが、

それプラス“でっかい”&“運転”があるので、

「重機」にはメロメロです。


モビルスーツ<ウォーカーマシン

なのです。


『つくれるLaQ②はたらく車』を作ったときも、


本当はショベルカーのアタッチメントを全部とか

http://www.srs-useditems.com/attachment/class/cat7/

シールドマシン(トンネルを掘る機械)とか

http://www.kajima.co.jp/news/digest/apr_2002/techno/techno.htm

水中ブルドーザーとか

http://eurotechlink.web.fc2.com/

バケットホイールエクスカベータとか

http://www.wikiterious.com/html/modules/pukiwiki/index.php?cmd=backup&page=%5B%5BBucket%5D%5D&age=17


マニアックなものもやりたかったんですが、

ページ数などの都合により

断腸の思いで削りました。



また、『つくれるLaQ②はたらく車』作成時に、

重機のフォルムや構造を調べてたら、

実車スケールモデルという世界を掘り当てて

http://kenkraft.cocolog-nifty.com/blog1/

http://www.iwaarc.com/minicar/yoto/construction/yoto_con_bulldozer.html


ものすごい惹かれましたが、

なにぶんどれも高価なので手を出すにいたっておりません。

(カタログは買ってしまいましたが)



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退職&海外へ

199X年、当時28歳のときに、一度、所属していた編プロを辞めました。


それは別に仕事が嫌になったとか、

職を変えたくなったとかではなく、


当時付き合っていた彼女がアメリカに一年ぐらい遊びに行くというので

(付き合う前から行くことは決まっていた)

それはうらやましいと思い、

一緒にいっていいかと聞いたら、OKが出たので、一緒に行きました。


僕がいた会社は、

やりたいことをお願いすると、やらしてくれる会社だったので、

休職でいいよと言ってくれたんですが、

そのときは、それは何か申し訳ないから、と思って、

一応、退職扱いにしてもらいました。


行った先は、アメリカ南部のニューオリンズ。


ニューオリンズ大学の外国人用英語集中プログラムを受けながら、

そこにはアパートを借りて8ヶ月ほど住みました。


さらにそこで知り合った南米の友人の家を2ヶ月ほど渡り歩き、

約11ヶ月ほど日本を離れていました。


その後、元の会社に普通に復帰し、

普通に仕事を再開しました。


英語が話せるようになったかといえば、

そんなことはありません。

全然自信ないです。


ただ、旅行で困るようなことはなくなりましたし、

友達もたくさんできました。


嫌な思い、苦しい思いもたくさんしましたが、

行ってよかったと思っています。

(この話は不定期でつづけます)

昆虫

子供のころから虫好きで、

虫を見つけては捕まえ、調べて、飼うんだけど、結局死んで、

標本をつくって、ぼろぼろになっちゃって、結局捨てる。

みたいなことを、ものすごい繰り返していました。


おかげで虫には相当詳しい子供でした。


大きくなってやらなくなって、

自然と虫の名前とかも忘れちゃいましたが、

自分の子供が虫の名前を聞いてきたりすると

ある程度答えられるんですよね。


それで、ぱっと虫を捕まえて

この虫はこういう虫だとか、説明してあげたりしていたら、

当たり前ですが、子供(娘)も虫捕りが大好きになりました。


どっか田舎のほうに行くときは、必ず虫捕り網を持っていきますし、

トラップを仕掛けたりして、いろんな虫を捕まえて、

名前がわからない虫は一緒に名前を調べて・・・とかやっていたら、

また、虫に相当詳しくなってきました。


『つくれるLaQ4昆虫』をつくったときも、

カブトムシとクワガタは人気があるから、たくさんいれてほしい、

というリクエストが出版社サイドからあったんですが、

入れたい昆虫が多すぎて、なんだかんだ理由をつけて

マイナーな虫をたくさん掲載しました。

(そのほうが絶対面白い本になると思っていましたし)


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骨格

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『LaQ恐竜骨格シリーズ』をつくって、もうひとつハマッたのが「骨格」です。


『LaQ恐竜骨格シリーズ』は、

とにかくリアルなフォルムにしたいというコダワリがありましたし、

作れる骨格モデルに、

現存する生物の骨格を入れる手もあるな~と思っていたので、

「恐竜」と同様にいろいろな生物の骨格について調べました。


ネットで調べると、骨格標本作りを解説しているページがけっこうあって、

どれもディープでとても楽しいんですよ。


何しろ好きでやっていることを認めてほしくて

ウェブに公開している人がほとんどなので、

パワーと説得力が違います。


いろいろと見ているうちに、すっかり好きになってしまい、

かなり知識も増えた気がします。


自宅での骨格標本作りは、かなりハードルが高いので、

(においとかすごいらしいんで)

さすがにできませんが。

(いつかはやってみたい)

博物館などで骨格標本があると、

ずーっと見ていられるようになりました。


フィギュアも骨格系があると

つい欲しくなってしまいます。



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恐竜

恐竜骨格図集/グレゴリー・S. ポール
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『LaQ恐竜骨格シリーズ』をつくったときに、相当恐竜を調べたんで、

かなり詳しくなりました。


もともと凝り性で、マイブームが来ると

何でもがっつり調べてしまうんですが、


『恐竜骨格』の仕事をしたときは、細かいことがわからなくて、

あらゆる方法で調べました。


たとえば、アンキロサウルスを正面から見たときの横幅とか、

フタバスズキリュウとエラスモサウルスの骨格の違いとか、

角竜のバリエーションとか、

最新のティラノサウルスの首のつき方はどうなってるのかとか・・


いざ骨格を立体で再現しようとすると

わからないことがたくさん出てくるのです。


持ってる本でわからず、ネットでわからず、本屋、図書館をまわって、

フィギュアにまで手を出し、国立科学博物館までいきました。


もちろん子供のころから恐竜は興味の対象でしたので、

どんどんエスカレートしてしまったというところが本音なのですが、

おかげで恐竜、特にフォルムに関してはかなり詳しくなりました。


紙とペン、または粘土、ブロック玩具などがあれば、

何もみないでもメジャーどころは、再現ができます。


おかげで恐竜好き男の子には超モテます。


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教育的要素

昔から人にものを教えるのが好きです。

(教わるのも好きです)


知識の共有は物事の効率化につながりますし、

大げさに言えば、

世界平和につながるくらい大事なことだと思っています。


ゲームの攻略本をつくる仕事も、

ゲームが好き、というより、

「攻略法を考えて伝える」ことが好きなので選んだ気がします。


なので、僕が作った本には、

「何かを教える要素」が含まれていることが多いのです。


『ケロロ軍曹おあそびえほん』や『ケロロランド』の仕事では、

まさに教育的な要素が求められましたし、


LaQの場合、それ自体が教育的効果を期待できる玩具なので、

LaQの書籍では、積極的に盛り込んでいます。


ただ、分別なく知識を盛り込むと読んでもらえなくなりますし、

いかに効率よくものを教えるかは、

いかにものを面白く伝えられるかということなので、

まず、面白くなければいけません。


そこがなかなか難しかったりするんですが、

今まで作ってきたものは

ケロロやLaQハカセというキャラクターのおかげで

成功している気がします。


やっぱりキャラクターは大事なんですよねぇ・・・・・

編集プロダクション3

(昨日のつづき)

編プロ業務からの撤退を決意したわが社ですが、

その決意までには、いろいろと紆余曲折がありました。


攻略本の仕事が極端に減ったとはいえ、いきなり減ったのではなく、

だいぶ前から、少しずつだったので、

それなりに生き残りを模索していたのです。


一般書籍へのシフトや、デザイン業務の拡大、

携帯電話のコンテンツ販売などなど、

少なくとも、自分ができることは

みんなしっかりやっていたと思います。


しかし、とうとう大人数で仕事を回せる規模の事務所を維持できなくなり、

業務の縮小に至ったのです。



編プロの仕事はとてもハードだと思います。

強烈な個性がないと大変な仕事ばかり回ってきますし、

常に高いクオリティを要求されます。

一回でも手を抜けば二度と指名されません。

ダンピングもしょっちゅうでした。

作業をし続けないと食っていけませんが、

所詮下請けなので、給料だってたかが知れています。


でも、いろいろな仕事ができましたし、

高いハードルを求められる立場も性にあっていました。

何より、ものづくりの現場にいるのは、とても楽しいです。


特に前の会社は、わがままもたくさん聞いてもらいましたし、

好きなことを好きなだけやらせてもらっていました。

何より、僕という人間の個性を

とても評価してもらっていたと思います。


なので、大変な仕事というのは身にしみているのですが、

正直、もう編プロはコリゴリとは思えないんですよね。

上司に恵まれていたというのもありますが、

いい会社だったなぁ~と思えます。

編集プロダクション2

(昨日のつづき)

好調だった攻略本業界にさらなる追い風が吹きます。


PLAYSTATIONの発売です。

セガサターンとともに次世代ゲーム戦争が勃発し、

とにかくものすごい数のソフトが毎月発売されました。

ゲーム雑誌も多数創刊されたので、

いくらでも仕事がありましたし、めんどくさいのは断っていたくらいです。


それにあわせて、会社もだんだんと組織が大きくなっていきます。

編集だけでなく、デザイナーも何人も抱え、
出入りのライターも増えていきます。


激しい競争にさらされ、ゲームはさらに進化をしていきます。

やがてPLAYSTATION2が発売され、

ゲームは大容量の時代に突入します。


500ページを超える攻略本も登場し、

うちの会社では編集・制作・デザインすべて丸々受けていたので、

制作費が一冊で1千万円を超えるような仕事もありました。


しかし、そんな大容量ゲーム時代は長くは続きません。

結局、ユーザーはヘビーユーザーとライトユーザーに二極化してしまい、

売れるタイトルが極端に減ってしまいました。


さらにインターネットの普及により攻略情報は無料化し、

攻略本ビジネスが成立するタイトルは

一部のメジャータイトルだけになってしまいます。


そこに近年の出版不況もあいまって、

とうとう、僕がいた会社も、

編プロ業務からの撤退を決意しました。

(つづく)

編集プロダクション1

10年以上、編集プロダクション(編プロ)に所属していました。


編プロとは、要するに出版社をサポートしてお金をもらう会社なんですが、

たいていの場合、何かに特化しています。

ファッションだったり、料理だったり、スポーツだったり・・・


僕が所属していた会社の得意分野は「ゲーム」でした。

もともとはマッキントッシュのゲームなどのPC系がスタートで、

ゲームをつくりたいという人間が集まっていたので、

ゲーム開発をしつつゲーム系の仕事は何でもやる編プロ、

という感じの位置づけでした。


やがてコンシューマゲーム機が家庭に浸透し、攻略本の需要が増えて

自然とそちらに経営の主軸がそちらにシフトしていったのです。


僕が入社したころはスーパーファミコンの時代です。

当時はインターネットも携帯電話も普及していませんでしたし、

ゲームは出せば売れた時代です。


攻略本も任天堂が出荷本数を管理していたので、

そこから実売数を読み、攻略本の売れる部数を予測し、

刷り部数を調整するという手法で、

出版社的にも堅い、どちらかといえばおいしい商売だったのです。


ところが、ゲームの攻略本は、簡単には作れません。

一番売れるタイミングはソフトと同発ですし、

一番売れる本は完全攻略本なのです。

要するに、それに特化したチームがいないと

売れる本が作れないのです。


そんな明確なニーズがあったので、

僕がいた編プロも順調に業績を伸ばしていきました。

(つづく)

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編集とライティング

編集を名乗ることが多いのですが、

実はライティングも普通にやります。

むしろ作業的にはライティング作業のほうが好きだったりします。


じゃあ、なぜ編集を名乗るのかというと、

いろいろなことをやるのが好きというのもありますし、

各種手配(撮影、翻訳、イラスト、造形、デザイン、印刷などなど…)をはじめ

企画、原稿、インタビュー、取材、クイズにパズル、シナリオ、原作や校正まで

なんでも、しっかりやりますよーというアピールでもあります。


でも実は、編集作業から、という仕事はそれほど多くないので、

ライターを名乗ったほうが、コンスタントに仕事が入って、

収入は安定するかもなーという思いもあります。


なので、初めて会う人には、編集を名乗りつつ、

いろいろやることをアピールする、

という自己紹介になっているんですが、

これだと、相手が何を頼んだらいいのか判りにくいよな…

という、ちょっとしたジレンマがあります。


“効率のいい自己アピール”という命題は

このブログをはじめるきっかけでもあるので、

ここには、わりと細かく自分のことを書いていこうかなぁと

思っているのです。

攻略本いろいろ

過去に担当した攻略本で、

メジャーなタイトルとスパロボ系、ガンダム系などは

解説しましたが、

それ以外にもいろいろと関わっているタイトルがあります。


がっつりやっているのもあれば、

一部分だったり、ヘルプだったり様々なんですが、

データを漁ったら、以下のタイトルは何らかの作業をやってます。


涼宮ハルヒの戸惑 公式ファンブック

BUSIN0ザ・マスターガイド

星神

WILD ARMS Alter Code:Fザ・マスターガイド

ローグギャラクシー ザ・マスターガイド

御神楽少女探偵団

ターフウインド'96公式ガイドブック

オーバードフォース

デビルマン


たぶんもっとやってますが、

やった本をもらわないことも多いので

いまいち確定できません。


10年以上前のタイトルもあるので、

どんなことをやったのかまったく憶えていないのもありますね…。

パズル、クイズ、迷路など

過去にたくさんのパズル、クイズ、迷路などをつくってきました。


仕事柄、というより、子供のころからしっかりと親しんできたので

それをちょっとしたチャンスがあれば企画に盛り込んできた感じです。

(こういうのをぱっと提案できると、クライアントから重宝されるのです)


たとえば、

LaQ大百科、LaQランドの大冒険、ケロロ軍曹おあそびえほんシリーズ、ケロロランド、超劇場版ケロロ軍曹パンフレット、ゲーム攻略本、各種雑誌企画ページなどで作っています。


作ったものも、クロスワード、シークワーズ、イラストロジック、スケルトンワーズ、スリザーリンク、迷路各種、クイズ各種、立体パズル、ペーパークラフトパズルなどなど、

内容がかぶらないように、という配慮もあるので、

自然といろいろな種類のパズルに手を出しています。


締め切りやページ数、対象年齢や媒体との相性など制約も多いので、

とても苦労をしますが、

それを作ること自体がパズルのようなもので、

パズル好きには楽しい作業ともいえます。


いいパズルやクイズを作れると人に解かせたくなるんですが、

人を選ばないと、うざがられるんですよね……


スカイネット 立体パズル 4D VISION 動物解剖 No.13 カエル解剖スケルトンモデル/青島文化教材社
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Twitter

書籍用に撮影したLaQのモデルを

Twitterで毎日ひとつずつ公開しています。

https://twitter.com/nasakwa

それだけではつまらないので、

なるべく一言コメントをつけるようにしています。


もうLaQの書籍も9冊出ていますので、

すでに画像のストックは1000枚以上。


もちろん、同じモデルのアングル違いや

パーツの写真などもありますが、

載せられなかった写真や、

個人的に撮った写真のストックもありますし、

新作の書籍用にがんがんストックが増えている状況です。


PCで見れば本で見るより大きく見えますし、

なるべくいいモデル(写真)を優先していますので

よかったらご覧になってください。

らき☆すた


らき☆すた (1) (単行本コミックス)/美水 かがみ
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角川書店コンプティークなどで連載されている4コマ漫画で、

ちょっとオタクな女の子が主人公の

ほのぼの系4コマなんですが、

一時期はものすごい人気があって、

前の会社ではアニメ版の公式サイトにも関わっていた関係で、

ちょこちょこと誰かが何かしらの仕事をしていました。


例えば、作品に関するクイズやパズルを大量につくったり、

ゲームやイベントの記事を書いたり、

武道館で行われたコンサートのパンフも

同僚がつくっていました。


作品に関するカルトクイズを作ったりしたので、

かなり詳しくなったのですが、

一般的な知名度はそれほど高くない作品なので、

その知識が役立つことはあまりありません…


らき☆すた in 武道館 ~あなたのためだから~ [DVD]/平野綾(泉こなた),加藤英美里(柊かがみ),福原香織(柊つかさ)
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雑誌いろいろ

10年以上編プロに在籍していましたので、

ちょことこと、いろいろな雑誌の仕事をしています。

先に紹介した雑誌以外にも、


コンプティーク

コンプAG

コンプ別冊

ガンダムゲームエース

NEW TYPE

少年エース

東京ウォーカー

J:COM Magazine
BS&CSザ・テレビジョン

月刊スカパー光

月刊PC相談室

ハイパープレイステーション

必本スーパー

DOS/V PAL

CD-ROM MAGAZINE



などなど、おそらくこれ以外にもいくつかあるはずです。

とくにコンプは、一時ニュースページを担当するなど、

けっこうガッツリやっておりました。


すでに無い雑誌、出版社がいくつかありますね…。


LaQ恐竜骨格シリーズ廃盤

LaQ 恐竜骨格シリーズ ティラノザウルス/ヨシリツ
¥2,415
Amazon.co.jp

LaQ 恐竜骨格シリーズ トリケラトプス/ヨシリツ
¥2,415
Amazon.co.jp

企画制作、デザインをさせていただきました、

LaQ恐竜骨格シリーズが廃盤になりました。


商品は店頭在庫のみになりますので、

興味があるかたは、早めにお買い求めください。


やや難しいキットでしたし、

作り方に関する不満もよく耳にしましたが、

ティラノサウルスの作り方を丸暗記しているような

熱烈なファンもいてくれたようです。


僕にとっては、とても大切な、思い出深い仕事のひとつです。

商品を買っていただいた方たちには

心からお礼を言わせていただければと思います。


ありがとうございました。

LaQ イマジナルシリーズ ズーセット

LaQ イマジナルシリーズ 動物園セット


¥10,500

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LaQイマジナルシリーズの企画に参加しております。


この「動物園セット」の売りは、12種類の動物を同時に作れて、

付属のプレイマットの上で

動物園の再現ができるというところです。


通常LaQのキットは、一度作ったものを壊さないと、

ほかのモデルを作れないことがほとんどですが、

このセットなら、作ったものを壊すことなく、

次々に作ることができます。

つまり、兄弟や家族で協力して動物園を作ったり、

少しずつ動物を増やしていくなどの遊びができるのです。


もちろん、作り応えのある大型モデルの作り方も

ついていますから、とても幅広く遊べるキットなのです。


このキットでは、

ゾウ、ライオン、シロクマ、水牛、ペンギン、カバ、フラミンゴなどの

原型と、プレイマットの原型を手がけています。


プレイマットには、小さな動物たちが隠れていたり、

LaQの隠し文字があったりしますので、

お持ちのかたは探してみてください。

LaQイマジナルシリーズ ハマクロンセット

LaQ イマジナルシリーズ ハマクロンセット/ヨシリツ
¥7,875
Amazon.co.jp



LaQイマジナルシリーズの企画に参加しております。


イマジナルシリーズは、どれも遊び応えがあり、

3種とも手放しでオススメできる良キットだと思うのですが、

中でも特にオススメなのがこの

「ハマクロンセット」です。


なんといっても作れるモデルの量と質がハンパじゃありません。

デザインだけでなく、ギミックや強度にまでこだわったモデルには

オリジナルモデルを作るためのヒントがいっぱい詰まっています。


初心者にも、上級者にも鉄板で喜んでもらえるキットだと思います。

贈り物にもオススメです。


ちなみに、このキットでは、

ホイールローダ、トレーラー、モンスタートラックの原型を作りました。


LaQイマジナルシリーズ ガールズセット

LaQ イマジナルシリーズ 女の子セット/ヨシリツ
¥6,300
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LaQイマジナルシリーズの企画に参加しております。

イマジナルシリーズは、

「つくってあそべる」「つくりごたえのあるモデル」にこだわった商品で、

作れるモデルがとても多く、

価格に見合った、長く遊べる、遊び応えがある、

とてもいいセットだと思っています。


ガールズは、ヨシリツの女性スタッフが

メインとなって概要をつめていましたので、

3種類のシリーズの中では、

もっとも関与が浅めです。


ガールズで僕が作ったのは「LaQステッキ」の原型と

「おまる」くらいなのですが、

「おまる」の中にさりげなく入れておいた

オレンジのNo.3をしっかり採用してもらえたので

満足しています。


メジャーなブロック玩具で

アレを再現している、おそらく世界で唯一の商品です。


なんにせよ世界で唯一というのは、

スバラシイ!



ケロロランド

ケロロランド夏の特別号ケロロ軍曹星空観察パック 2010年 09月号 [雑誌]/著者不明
¥730
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ケロロ情報が満載の子供向け雑誌、ケロロランドの

「ケロロでお勉強」というコーナーを

内容とデザインまるごと4年ほど担当していました。


このコーナーは、昔の学習雑誌のようなノリで

ケロロ軍曹たちが、「〇〇のひみつ」を探るという、

お勉強要素のあるページで、

ネタ選びと、対象年齢のフォローに毎回苦心していました。


具体的に言うと、

雑誌の対象年齢はあくまで就学前~小学校低学年。

でも、フロクの充実がウリの雑誌でもあるので、

意外に対象年齢外にも売れる雑誌なのです。


なので、「小さい子供が興味を持てるテーマで、

大人が読んでもちゃんと読める内容にする」のが最低条件で、


さらに、季節感やネタのかぶりなど、そのときによって

条件が増えますし、なにしろ面白くなくてはいけません。


テーマが決まったら、決まったで

そのテーマを図書館やネットで徹底的に調べて、

子供のためになる、大人も納得する内容を作り、

ちゃんとギャグも盛り込んでいくという、

毎回手が抜けない仕事でした。


でも、ひとつのテーマを掘り下げて調べていく作業は

性に合っていましたし、

自分自身の雑学が増えていくのも楽しめていました。


似たような仕事があれば、

またぜひやってみたいと思います。




ちなみに扱ったテーマは、


四季、雨、恐竜、お米、お正月、大豆、深海、お花、お茶、カブトムシ、秋、星座、マチュピチュ、こどもの日、カレー、水泳、魚、十二支、ドラゴン、母の日、日食、花火、お弁当、雪


でした。

魔界戦記ディスガイア

魔界戦記ディスガイア キャラクターコレクション (電撃プレイステーション)/著者不明
¥1,995
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『魔界戦記ディスガイア』シリーズのうち、

一番最初の作品の攻略本(メディアワークス刊)を担当しました。


マスターガイド(ソフトと同発のガイドブック)と

コンプリートガイド(やや遅れてだす完全攻略)、

キャラクターコレクション(やりこみ+設定などのファンブック)の

三連発だったので、なにをどう担当したのか、あまり覚えていませんが、

ライターとともに死にそうな目にあったことだけは記憶にあります。


なにしろ「史上最凶のやりこみRPG」と銘打つだけあって、

キャラクターのレベルの最大値は9999、HPは4000万を超え、

転生すれば、また一から育成ができ、

信じられない強さの敵の出現や、

アイテムごとのランダムダンジョンなど、

これでもかとやりこみ要素が詰まっている作品でしたので、

どうしようもありません。


ゲーム自体が秀作なのが救いでしたが、

ライターたちは本当にきつかったと思います。

みんな元気かなぁ…。


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LaQの本を作っていますLaQマスターこと浅川直樹の告知用ブログです。アメブロから移動しました。表示など調整中。

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